※この記事では、職リポの運営元レーベル「晴虹社」のサービスも紹介しています
📖 4コマ「原稿、進んでる?」
「今年こそ本を出すって決めたんです!」
「いいですね。原稿は今どのくらい?」
「タイトルだけ半年考えてます…」
「では本文は「話す」ところから始めましょう」
年の初めに「今年こそ本を出す」と手帳に書いたのに、気づけばもう夏。パソコンを開いて「はじめに」と打ち、点滅するカーソルをしばらく眺めてから、そっと閉じる。そんな経験はありませんか。
安心してください。これは本当によくある光景です。本を出したい人の多くは、ネタがないから止まっているわけではありません。「書き方」が自分に合っていないだけというケースがとても多いのです。
結論から言うと、原稿が書けない理由は大きく3タイプに分かれます。そしてタイプごとに、効く対処法が違います。
- 書こうとすると手が止まる人:話して録音する
- 何から書けばいいか分からない人:目次から作る
- 時間がない・文章がどうしても苦手な人:執筆代行を使う
この記事では、まず自分でできる方法を具体的に紹介します。そのあとで、執筆代行を使うときに気をつけたいポイントもお伝えします。
書けないのは才能不足じゃない。まずは「止まり方」を見てみよう
「自分には文章の才能がないから」とあきらめる前に、どこで止まっているのかを見てみましょう。止まり方が分かると、打つ手が見えてきます。
タイプ1:話せば止まらないのに、書くと固まる
人前や飲み会では仕事の話をいくらでもできるのに、文章にしようとすると急に言葉が出てこない。このタイプは、頭の中に中身はたっぷりあります。「きちんとした文章にしなきゃ」というプレッシャーが、出口をふさいでいるだけです。
タイプ2:書きたいことが多すぎて、どこから手をつけるか迷う
思いつくまま書き始めて、3ページ目で「あれ、これ何の話だっけ」となるタイプです。料理でいえば、冷蔵庫の食材を全部鍋に入れてしまう状態ですね。材料は豊富なので、必要なのはレシピ、つまり設計図です。
タイプ3:やる気はあるけど、物理的に時間がない
本業が忙しく、まとまった時間が取れない。週末に書こうと思っても、疲れて一行も進まない。このタイプは根性の問題ではありません。時間の使い方そのものを見直すか、誰かの手を借りるのが現実的です。
「書くと固まる」人は、しゃべって録音すればいい
タイプ1の人に一番おすすめなのが、書くのをやめて、話す方法です。「ずるくない?」と思うかもしれませんが、まったくずるくありません。
ちょっとした「へぇ」ネタですが、人が話すスピードは一般に1分間で300字前後と言われます。キーボードで同じ量を打つのは、なかなか大変です。つまり、しゃべるだけで原稿の素材がどんどんたまっていくのです。
録音で原稿の素材を作る5ステップ
- 読者を1人だけ決める:「入社3年目で後輩指導に悩んでいる人」のように、具体的な1人を思い浮かべます。
- 質問リストを作る:その読者が聞きたそうな質問を10〜20個書き出します。「最初に何をすればいい?」「よくある失敗は?」などです。
- 1テーマ15〜30分で話す:スマホのボイスメモで十分です。質問に答えるつもりで、思いつくまま話します。
- 文字起こしをする:音声を文字にしてくれるアプリやツールを使えば、手で打ち直す必要はありません。
- 話し言葉を整える:「えー」「なんか」を削り、同じ話をしている部分をまとめ、順番を入れ替えます。
文字起こしした文章を初めて読むと、「自分、こんなに『まあ』って言ってたのか」と驚くはずです。それは誰もが通る道なので、気にせず削りましょう。
マサキ
サクラ
マサキ「どこから書けば?」の迷子には、目次という地図を渡そう
タイプ2の人は、いきなり本文を書くのをいったんやめましょう。先に作るべきなのは目次です。目次は本の地図のようなものです。地図があれば、今どこを書いているのか見失いません。
目次から原稿を組み立てる手順
- ゴールを1文で書く:「この本を読み終えた人が、〇〇できるようになる」という形で書きます。迷ったら、いつでもこの1文に戻ります。
- 章を5〜7個に分ける:ゴールまでの道のりを、大きな段階に区切ります。たとえば「悩みの整理→原因→基本の方法→応用→よくある失敗→まとめ」のような流れです。
- 各章に小見出しを3〜5個置く:章の中で話すことを、さらに細かく分けます。
- 小見出しの下に箇条書きでメモする:文章にしなくて大丈夫です。キーワードやエピソードを並べるだけでOKです。
- 書きやすい小見出しから埋める:1ページ目から順番に書く必要はありません。得意な話から埋めていくと、勢いがつきます。
小見出し1つを1,000〜2,000字くらいの「小さな記事」と考えると、気持ちがぐっと楽になります。本1冊を書くと思うと身構えますが、短い記事を何本か書くと思えば、平日の夜でも進められそうですよね。
目次は一度で完成させなくて大丈夫です。書いているうちに順番を入れ替えたくなるのは、内容が深まっている証拠です。
録音と目次は、組み合わせると最強
実は、ここまでの2つの方法は相性抜群です。先に目次を作り、小見出しごとに録音して、文字起こしをはめ込んでいく。こうすると「話がまとまらない」と「書くと固まる」を同時に解決できます。タイプ1と2の両方に当てはまる人は、ぜひ試してみてください。
時間も文章力も足りない? それなら「執筆代行」という手がある
録音も目次も分かった。でも、そもそも時間がない。文章を整える作業がどうしても苦痛。そんなタイプ3の人には、執筆代行という選択肢があります。
執筆代行とは、あなたの話や資料をもとに、プロのライターが原稿にまとめてくれるサービスです。「ゴーストライター」と聞くと少し後ろめたく感じるかもしれません。ですが、ビジネス書や実用書では、著者の話をもとにライターが文章を整える形は珍しくありません。
大切なのは、本の中身である経験や考え、ノウハウがあなた自身のものであることです。文章にする作業をプロに任せるのは、料理人が食材を選び、盛り付けを専門スタッフに任せるようなものだと考えてみてください。
執筆代行を頼む前に、ここだけは確認しておこう
便利な執筆代行ですが、何も確認せずに頼むと「思っていたのと違う」となりがちです。依頼前に、次のポイントをチェックしておきましょう。
注意点1:丸投げはできない。素材を出すのはあなた
ライターは文章のプロですが、あなたの経験を知っているわけではありません。ヒアリングで話す内容が薄ければ、原稿も薄くなります。事前に「伝えたいエピソード」や「読者に一番届けたいこと」をメモしておくと、仕上がりが大きく変わります。
注意点2:どこまで任せられるのか、範囲を確かめる
「執筆だけ」なのか、「構成づくりや校閲、表紙、出版申請まで含む」のかは、サービスによって違います。原稿ができても、表紙や出版の手続きを自分でやるとなると、そこでまた手が止まることもあります。見積もりに何が含まれているかを確認しましょう。
注意点3:修正のタイミングと回数を決めておく
完成してから「全体的に違う」と言っても、直すのは大変です。構成ができた段階、最初の章が上がった段階など、途中で確認できるタイミングがあるかを聞いておくと安心です。修正の回数や範囲も事前に確かめておきましょう。
注意点4:名義と権利の扱いを契約で確認する
出版するときの著者名は誰になるのか。原稿の権利はどうなるのか。あとで別の形に使い回してよいのか。こうした点は、口約束ではなく書面で確認しておくのがおすすめです。
注意点5:内容の責任は、著者であるあなたにある
代行で書いた本でも、表紙に載るのはあなたの名前です。数字や事実関係、専門的な内容は、最後に自分の目で確認しましょう。また、Amazon KDP(Amazonの電子書籍セルフ出版サービス)にはコンテンツに関するルールがあります。最新の内容はKDPの公式ヘルプで確認してください。
マサキ
サクラ
マサキ晴虹社に任せると、こんな流れで本になる
ここまで読んで「自分で全部やるのは大変そうだな」と感じた方に、ひとつの選択肢として、Kindle出版の代行レーベル「晴虹社」を紹介させてください。
晴虹社は、企画・構成・執筆・校閲・表紙デザイン・Kindle出版申請までを、1つの窓口でまとめて任せられるサービスです。先ほどの注意点2で触れた「原稿はできたのに、そこから先で止まる」という心配を減らせます。
晴虹社では、制作を次の5ステップで進めています。
- 無料ヒアリング(約60分・オンライン可):あなたの経験や伝えたいことを、じっくり聞き取ります。
- 企画・構成の設計(3〜5営業日):本のゴールと目次を一緒に固めます。
- 執筆・編集・校閲(10営業日〜):ヒアリング内容をもとに原稿を書き、整えます。
- 表紙デザイン(3〜5営業日):本の顔となる表紙をつくります。
- KDP出版・納品(1〜3営業日):出版の手続きまで進めます。
この流れは、この記事で紹介した「話す→目次→原稿」と同じ考え方です。違いは、それをプロがまとめて進めてくれることです。また、晴虹社では原稿の執筆代行を最大10万字程度まで対応しているので、しっかりボリュームのある本を考えている方も相談できます。
「まだ企画がぼんやりしている」という段階でも大丈夫です。むしろ、そのモヤモヤを話すところから始めるのがヒアリングの役割です。
※相談は無料です。企画が固まっていない段階でも、気軽にお問い合わせください。
よくある質問
Q. 話すのも苦手なのですが、録音の方法は使えますか?
使えます。スラスラ話す必要はありません。質問リストを手元に置いて、1問ずつ答えるだけで十分です。言葉に詰まっても、あとで文字起こしを整えればきれいになります。うまく話そうとせず、メモを読み上げるくらいの気持ちで始めてみてください。
Q. 執筆代行で書いた本を「自分の本」と言っていいのでしょうか?
本の中身があなたの経験や考えであれば、あなたの本だと言ってよいと考えます。ただし、内容の確認や最終的な判断は著者であるあなたの役目です。原稿を人任せにせず、しっかり読み込んで「自分の言葉として話せる」状態にしておきましょう。
Q. Kindle本の印税や手数料はどのくらいですか?
印税率や手数料、ファイルの仕様などは、販売価格や設定によって変わります。また、変更される場合もあります。正確な情報は、KDPの公式ヘルプで確認してください。
まとめ
本を出したいのに原稿が書けないのは、才能がないからではありません。多くの場合、書き方が自分に合っていないだけです。
- 書くと固まる人は、話して録音し、文字起こしを整える
- 何から書けばいいか迷う人は、目次という地図を先に作る
- 時間や文章力が足りない人は、執筆代行を検討する
- 代行を使うときは、素材の準備・依頼範囲・修正のタイミング・権利・内容の責任を確認する
まずは今日、スマホのボイスメモを開いて「この本で一番伝えたいこと」を3分だけ話してみてください。それが、あなたの本の最初の1ページになります。自分で進めるのが難しいと感じたら、プロに相談するのも立派な一歩です。
※企画・執筆・表紙・出版申請まで、1つの窓口で相談できます。
※Amazon KDPなど各サービスの仕様・規約は変わることがあります。最新情報は各公式サイト・公式ヘルプでご確認ください。


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