「副業に興味はあるけれど、特別なスキルも才能もない」——そんな会社員のマサキも、最初はそう思っていました。そんな彼が出会ったのが、「音楽の知識ゼロから、AIとYouTubeで月9万円を目指す」という方法です。
この記事では、書籍『ほったらかしたら完成!? Suno AI音楽×YouTubeで月9万円』をもとに、その仕組みと具体的な進め方を、はじめての方にも分かるように一気にまとめます。長めですが、これを読めば全体像と「何をすればいいか」がしっかりつかめます。
そもそも、どんな仕組みで稼ぐの?
やることはシンプルです。AIで音楽を作り、それをYouTubeで公開して広告収入を得る。これだけです。
ポイントは「BGM動画」ならではの2つの強み。
- 長時間再生されやすい:一般的なYouTube動画は1,000回再生で100〜200円ほどが目安。でも作業用BGMのように3時間の動画を最後まで聴いてもらえれば、「3分の動画が60回再生された」のと同じくらいの価値になります。
- ストック型である:一度アップした動画は、寝ている間も、何年先も再生され続けます。最初の数か月は積み上げの時期ですが、軌道に乗れば過去の動画が継続的に収入を生んでくれます。
必要な初期投資は約1万円、月3,000〜7,000円
始めるのに必要なものと費用の目安は次のとおりです。
- 音楽生成AI「Suno(スノ)」:Proプラン 月額約1,500円($10)/Premier 月額約4,500円($30)
- 動画編集ソフト:Filmora(買い切り 9,579円)が推奨。手持ちのソフトでもOK
- サムネイル制作:Canva Pro 月1,600円ほど、または Adobe Express
合計すると、初期費用は1万円程度、月々のコストは3,000〜7,000円。高性能パソコンも不要で、今あるPCで始められます。副業の中でも、かなり低コストで参入できる部類です。
収益化の条件と、現実的なスケジュール
YouTubeで広告収入を得るには、次の条件を満たす必要があります。
- チャンネル登録者数 1,000人以上
- 過去12か月の総再生時間 4,000時間以上
戦略的に取り組めば6〜10か月での達成が目安。逆に、闇雲に投稿するだけだと1年たっても届かないこともあります。最初の3か月は成果が見えにくい「基礎作りの時期」と割り切るのが大切です。
ステップ1:Sunoで楽曲を作る
Sunoは、文章(プロンプト)を入れるだけで、数十秒で曲を生成してくれるAIです。楽譜もコード進行の知識もいりません。
プランは必ず「Pro以上」
無料プランで作った曲は商用利用できません(YouTube収益化は規約違反になります)。収益化を目指すなら必ずProプラン以上を。Proの月2,500クレジットで1日約8曲作れ、最初はこれで十分です。
良いプロンプトの「3要素」
曲の質はプロンプト次第。コツは「ジャンル」「雰囲気」「楽器構成」の3要素を具体的に入れることです。実際に効果的だった例がこちら。
Lo-fi hip hop, calm and dreamy atmosphere, mellow piano, soft drum beat, warm vinyl crackle, perfect for late night studying, 70 BPM
ジャンル・雰囲気・楽器・用途・テンポがすべて入っています。ここまで具体的だと、狙い通りの曲が安定して出てきます。
避けたい「落とし穴」
- ❌「いい感じのリラックスできる曲」→ 手がかりが少なく、毎回バラバラに
- ❌ 特定のアーティスト名の指定 → 著作権の観点でNG。「Classical symphony with full orchestra」のようにジャンルで指示
- ❌ 長すぎるプロンプト → 矛盾して中途半端に。30〜50単語程度が最適
用途で変える「BPM(テンポ)」
意外と効くのがBPMの指定。用途別の目安はこちらです。
- 睡眠用:50〜65 BPM
- 瞑想・ヒーリング:60〜70 BPM
- 勉強・読書:70〜85 BPM
- 作業・仕事:80〜100 BPM
- 運動・ドライブ:120〜140 BPM
同じプロンプトでも毎回違う曲ができるので、5〜10回生成してベストを選ぶのが量産のコツです。
ステップ2:曲を編集して「プロっぽく」磨く
YouTubeは「最後まで聴かれる」ほど評価されます。無料ソフトAudacityでひと手間かけるだけで、視聴維持率が変わります。
- フェード:冒頭2秒のフェードイン、末尾3秒のフェードアウトで印象が洗練される
- 音量の正規化・ノイズ除去:音量を揃え、雑音を取る
- クロスフェード:長時間動画では曲の切れ目を3〜5秒重ねてつなぐと、離脱を防げる
10〜15曲をつなげば、3時間の作業用BGM動画も2〜3時間ほどで完成します。
ステップ3:動画を作ってアップする
BGM動画は、高品質な静止画1枚で十分。動きすぎる映像はむしろ集中を妨げます。編集ソフトFilmoraで覚える機能は5つほど、設定はフルHD(1920×1080)・30fps・16:9でOK。4Kは不要です。
サムネイルの3原則は「文字は大きく・視聴シーンを連想させる・色は2〜3色」。タイトルとタグは日本語と英語を併記すると、世界中の視聴者に届きます。
ステップ4:チャンネルを育てる
- 「たった一人」に届ける:「みんな向け」は誰にも刺さりません。聴いてほしい一人を具体的に決めると、不思議と多くの人に広がります。
- ロングテールSEO:大きなキーワードは競合だらけ。「3〜4語」で絞り込むのがコツ(例:「集中 作業用 Lo-fi 3時間」)。
- 世界を相手に:日英併記で、海外からの視聴も呼び込めます。
- ファンとの交流:最初の100人はコメントへの丁寧な返信から。
ステップ5:収益化とスケールアップ
収益化が承認されたら、すぐにやるべきことがあります。
広告設定
動画前の広告(プレロール)はオン。8分以上の動画にはミッドロール広告を設定し、曲の切れ目(クロスフェード部分)に置くと、視聴者の不満を最小化できます。
お金まわりの準備(重要)
- Google AdSenseで銀行口座・マイナンバーを登録
- 米国の税務フォーム「W-8BEN」を必ず提出。出さないと米国視聴者からの収益に30%の源泉徴収がかかります
- 副業収入が年間20万円を超えると確定申告が必要。収益と経費(Suno・Filmora等)は記録しておく
収益を伸ばす3つのテクニック
- 動画の長尺化:長い動画ほどミッドロール広告を多く入れられる(3時間動画は収益エンジン)
- ショート動画の併用:バズりやすく、新規視聴者の入口になる
- プレイリスト:テーマで5〜10本まとめ、次の動画へ自動でつなぐ
さらに、作った曲はBOOTHなどで販売することもでき、YouTubeと相乗効果を生みます。
いちばんの壁は「続けること」
この本の誠実なところは、うまくいく話ばかりではない点です。マサキも3か月たっても登録者が増えず、「やっぱり無理かも」と落ち込みます。
そこで効くのが、次の工夫です。
- 目標は「投稿数」にする:登録者数は自分で操れません。「週3本投稿」など、自分次第で達成できる目標に集中する
- 仲間を持つ:X(旧Twitter)やDiscordで同じ取り組みの仲間とつながる
- 小さな成功を祝う:初コメント、100再生、初の海外視聴者——その一つ一つを意識的に喜ぶ
比べるのは、他人ではなく“過去の自分”だけ。そうして続けた先に、月9万円という景色がありました。
こんな人におすすめ
- 未経験から、コツコツ積み上がる「ストック型」の副業を始めたい人
- 顔出し・しゃべりナシで取り組める副業を探している人
- AIを「使われる側」ではなく「使う側」で活かしたい人
まとめ
音楽の知識ゼロでも、AIとYouTubeなら、コツコツ積み上げる副業を始められます。成功する人としない人の違いは、ただ「やってみたか」だけ。
本書はこの流れを、会社員マサキの物語+まんがで、最初の一歩から丁寧に追っていきます。「自分にもできそう」と感じたら、まずは1曲、作ってみるところから始めてみませんか。
▶ 書籍はこちら(Amazon Kindle):
【全ページまんが版】ほったらかしたら完成!? Suno AI音楽×YouTubeで月9万円
※本記事は書籍の紹介と一般的な情報提供を目的としたものです。記載の料金・各種サービスの仕様・収益化条件・税務の扱いは変更されることがあります。実際の手続きや確定申告等にあたっては、各サービスの最新の公式情報をご確認のうえ、必要に応じて税理士など専門家にご相談ください。紹介した収入額は書籍内の事例・目標であり、成果には個人差があります。



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