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「本を出したいけれど、自分でKindleの手続きをするのは不安」——そんなときに頼れるのが出版代行です。ただ、頼み方を間違えると、あとから「売上が自分に入らない」「直したいのに直せない」といった困りごとが起きることもあります。
この記事では、当ブログの運営元で出版代行を行っている晴虹社が、実際の制作で毎回確認しているポイントを8つにまとめました。代行会社を選ぶときのチェックリストとして使ってください。
1. 誰の名義のKDPアカウントで出すか
Kindle本は、Amazonの「KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)」というサービスから出版します。どのアカウントから出すかで、売上の受け取り先・税金の扱い・あとから修正できる人がすべて決まります。
基本は著者ご本人(または会社)名義のアカウントで出すのがおすすめです。代行会社の名義で出すと、印税がいったん代行会社に入る、契約が終わると本を直せなくなる、といった問題が起きやすくなります。
ご本人のアカウントを使う場合も、パスワードを代行会社に渡しっぱなしにするのは避けたいところ。代行会社がどこまで操作するのかを事前に決めておき、最後の「出版する」ボタンはご本人が押す形にしておくと安心です。
2. 税務情報は「ご本人」が入力する
KDPでは、印税を受け取るために税務情報の入力(税務に関するインタビュー)が必要です。ここを正しく回答しないと、アメリカでの販売分に源泉徴収がかかってしまうことがあります。
税務情報にはマイナンバーなどの大切な個人情報が含まれます。晴虹社では、お客様のマイナンバーをお預かりしません。入力はご本人にお願いし、画面の見方だけをご案内しています。番号の提出を求めてくる代行会社には注意してください。
3. AIを使ったかどうかの申告
KDPでは、本文・表紙・翻訳などにAIで生成した内容が含まれる場合、出版時に申告することになっています。
最近は制作にAIを使う代行会社も増えています。どこにAIを使うのか(使わないのか)を契約前に確認し、申告が正しく行われるかを確かめておきましょう。晴虹社では、AIを使う範囲を事前にご説明したうえで制作しています。
4. 表紙は「小さく表示されたとき」に読めるか
Amazonの検索結果では、表紙は切手くらいの大きさで表示されます。大きな画面ではきれいでも、小さくすると文字がつぶれて読めない表紙は意外と多いものです。
制作の現場では、スマホの検索結果と同じくらいの大きさに縮めて、タイトルが読めるかを必ず確認します。紙の本の場合は、ページ数に合わせた背表紙の幅や、印刷に足りる画像の細かさ(解像度)も確認が必要です。
5. 入稿前に、Amazon公式の確認ツールでチェックしているか
電子書籍のデータは、Amazonが無料で提供している「Kindle Previewer」というツールで、表示の崩れやエラーを確認できます。
晴虹社では、このツールでエラーと品質の問題がゼロになるまで直してから入稿しています。スマホ・タブレットなど端末ごとの見え方も確認できるので、代行会社にも「入稿前にどう確認していますか?」と聞いてみるとよいでしょう。
6. 紙の本(ペーパーバック)は仕様で印象とコストが変わる
Kindleでは、電子書籍と同じ本を、注文ごとに1冊ずつ印刷する紙の本(ペーパーバック)としても出せます。在庫を持たずに紙の本をつくれるのが魅力ですが、次の点で仕上がりや価格が変わります。
- 判型(本のサイズ):サイズが変わると、ページ数も変わります
- インクの種類:モノクロかカラーかで、印刷費が大きく変わります
- 縦書き・右開きの本:横書きの本とはページの並びが逆になるため、章の始まりのページ位置などに注意が必要です
とくに縦書きの本は、データの作り方を間違えると見開きがずれてしまいます。縦書きの紙の本に慣れているかどうかも、代行会社を選ぶポイントです。
7. 著作権と「本の持ち主」をはっきりさせる
本の中で使う文章・写真・イラストの権利は大丈夫か、他の本やサイトからの引用はルールを守っているか——このチェックは出版前に欠かせません。
あわせて、本の最後のページ(奥付)に書く著作権者を、会社にするのか個人にするのかも決めておきましょう。会社の経費で本をつくる場合などは、ここが契約書の内容と食い違わないように注意が必要です。
8. 出版して終わりにしない
本は出版してからが本番です。出版後に見直したいのは次の3つです。
- カテゴリとキーワード:どの棚に並び、どんな言葉で見つけてもらうか
- A+コンテンツ:商品ページの下に画像入りの紹介を追加できる機能。Amazonの審査があり、表現によっては修正を求められます(実際に、見出しの言い回しひとつで差し戻されたこともあります)
- 価格:電子書籍は価格帯によって受け取れる印税の割合が変わります
代行会社に頼むときは「出版後の設定や修正にも対応してもらえるか」「その場合の費用はいくらか」を、契約前に確認しておくと安心です。
チェックリストのまとめ
- KDPアカウントは誰の名義か
- 税務情報(マイナンバー等)はご本人が入力するか
- AIの使用範囲と申告
- 表紙は小さく表示しても読めるか
- 入稿前にKindle Previewerで確認しているか
- 紙の本の判型・インク・縦書き対応
- 著作権・引用・奥付の著作権者
- 出版後の設定・修正への対応
晴虹社の出版代行について
当ブログ(職リポ)の運営元である晴虹社では、原稿がない状態からでも、企画・構成・執筆・校閲・表紙デザイン・出版申請までをひとつの窓口でお手伝いしています。電子書籍(Kindle)に加えて、紙の本(ペーパーバック)の出版にも対応しています。
※晴虹社の公式サイトに移動します。料金・内容は公式サイトの最新情報をご確認ください。
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※KDPの仕様・規約・税務の扱いは変更されることがあります。最新情報はAmazon KDPの公式ヘルプでご確認のうえ、税務は必要に応じて税理士にご相談ください。


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